Wednesday, August 14, 2013

[Future] また大切な人に会える世界 (僕が想像する未来)





いつか書こう、書こうと思っていた。
これを読んだら笑う人もきっといることだろう。
それでも構わない。とりあえず書いてみる。

僕が想像する未来は、大切な人達にまた会える世界。
死んでしまった家族や親せき、親友などにまた会える世界。
そんな事はあり得ないって思う人がほとんどだと思う。
馬鹿な事を言ってるなって思ったら、ここで読むのをやめておくべきかもしれないね。

とにかく書いてみよう。
いなくなってしまった大切な人たちとまた会える未来がやってくる。
そう考えるようになったのにはいくつか理由がある。
一応、理系(・・文系/理系で人間を分けて考える事は好きではないんだけど・・)なので、根拠の無い事はあまり公のブログには書いたりはしないつもり。
まあ、そんなにきちっとした根拠ではないんだけどさ。
なんとなく、こうかなー、みたいな根拠。
だからみんなも、そうかなー、くらいの軽い気持ちで読んで欲しいなって思うんだ。


ひとつめは、数年前に京都大学の山中教授がノーベル賞を受賞したiPS細胞。
正式名称は知らないけど、一般的に万能細胞(?)と言われてるんだよね?
なので、iPS細胞を使えばその人の身体を構成しているあらゆるものを作る事ができるって事なんだと思う。
自分の細胞を使うので、臓器移植なんかでも拒絶反応とかが出ないんだろうなって想像する。
って事はさ、ドナー登録している人達の中から適合するものが見つかるまで(見つからない場合の方が多いのかな?)長い期間待たなくても良くなるわけでしょ?
これって凄いことだよね。画期的な事だよね。

確か、もう実際に人の身体を使って検証できる臨床試験が厚生労働省によって認可されたんじゃなかったっけ?
iPS細胞を使って角膜を作り、何かしらの難病で苦しんでいる患者さんに移植するとかなんとか。
うろ覚えなので違っていたらごめんなさいだけど、なんかそんなような臨床試験ができるようになったんだと思う。
この移植手術がうまくいけば、更に他の臓器移植なんかについても臨床試験が行われるようになるんだろうなとも思う。

このペースで行くと近い将来、病気になったら悪くなった部分だけiPS細胞で作って交換する、なんて事が可能になるよね。
例えば、がんになったら、がんになった臓器だけiPS細胞で作って交換しちゃう・・みたいな。


ふたつめは、脳内で行われている活動を電気信号として別の脳に伝達させる実験。
そんな実験が半年くらい前にどこかの国で成功したってのを何かの記事で読んだ。
虚構新聞では無かった・・と思う。

それはこんな実験だった。
ある1匹のラットに条件付けを行うんだ。
ある事が起こった時にだけ水を飲めるとか、なんかそんな感じのことをラットに覚えこませるわけ。
で、もう1匹ラットを用意して、地球の反対側に置く。
で、ここからが凄い。
2匹のラットの脳に電極を差し込んで、それぞれをインターネットで繋いじゃうんだ。
そして、条件付けを行ったラットにだけ覚えさせた条件を与える。
もちろん、条件を与えられたら、そのラットは水を飲むとか何だかの行動をすることになるんだけど、なんと、条件付けをしていない地球の反対側にいるラットまで同じ行動をしちゃうわけ。
これって、つまり、ラットの脳内で起こっている「行動する」という電気信号が、インターネットを通じて地球の反対側にいるラットの脳にまで伝わったってことなんだよね。
なんか凄くない?僕は衝撃を受けたよ。

この結果はとても大きな可能性を秘めていると思うんだ。
脳内の活動は突き詰めれば電気信号の受け渡しによるものなわけでしょう?
(違っていたら教えて下さい)
って事は、人間の精神活動も突き詰めれば脳内の電気信号のやり取りなんだよね。

感情だって同じようなものだと思う。
ある条件を受けると、それを元に脳内神経伝達物質が作られる。
それを受容体(?)だったかが受け止める事によって、ある種の電気信号が脳内の神経網を走る。
その結果として様々な感情が作られる・・みたいな。
(これまた違っていたら教えて下さい)

実際、ロシアでは人間の心(?)を電気信号として、ロボットだったか何だかにアップロードする計画が進められているらしいよ。
もう始まったのか、これから始めるのかは忘れちゃったけど、とにかくそんな計画があるらしい。
しかも10年以内に完成させる予定なんだってさ。
これまたビックリ。

あと、寝てる時に見る夢を画像としてコンピュータのモニター上に映し出す実験もある程度の成果が出てきているんじゃなかったかな。
これまた虚構新聞ではない何かしらの記事で読んだんだけど、ボヤーっとした画像なら、ある条件下でモニターに映し出せるらしいんだ。

こういう、脳内の信号をコンピュータに転送したり、ネットの世界にアップロードするっていうのは、もう完全にSFの世界だよね。
でもそれは夢物語ではなくて、実際に(しかも近い将来に)可能になるんじゃないかなって、僕はそう思うんだ。

iPS細胞で身体の一部を作って交換したり、精神活動をネットにアップロードしたりするのは、まるでアニメ、攻殻機動隊の世界だよね。
「義体」と「電脳」ってやつだ。それは近い将来、現実になるんだと僕は思ってるよ。

で、何が言いたいかって言うと、iPS細胞が実用化されるようになれば、医療は飛躍的に進歩しそうだから、人間の寿命も長くなるんだろうなって事と、脳内の精神活動(心とか魂とかって言うべきなのかどうかは分からないけど)をネットとかの世界にアップロードできるようになれば、これから書くような事も実際に起こり得るんじゃないかなって事なんだ。
それはこんな感じ。
ちょっぴり疲れた目をした人がこう呟くの。

「もう十分長く生きたなー。寿命が近いし、もうこの身体はいらないや。そろそろネットの世界に上がろうかな・・」

・・みたいな。

うーん、想像が飛躍しすぎかなあ?
でも僕は、それは決して起こり得ない事ではないと思っているよ。
そして多分そう遠くない未来の出来事なのではないかなと思んだ。
技術は加速度的に進歩している。
だからもしかしたら数十年、20年とか30年とかの単位で起こり得るのかもしれない。
もしかしたらもっと早いのかもしれない。

でもその前に死んじゃったら意味ないじゃん・・って思う人もいると思う。
確かにその通りだよね。
でも、もっと科学が進歩すれば、死んだ人の骨とか何かしらの組織からDNAみたいなやつを取り出して、それをもとに何かしらの方法で身体もしくは脳を作り出すとか、そんなの飛び越えて一気に精神活動(面倒なので魂と呼ぶ)をネットの世界にアップロードできるようになるかもしれないじゃん。もちろん死ぬ前の魂や心を持った状態で。

それにタイムマシーンだってできるかもしれない。
相対性理論では未来には行けても過去には戻れないって事になってるけど、宇宙論で有名なホーキング博士はタイムマシーンは実現可能だって言ってるよ。
(学生時代に「ホーキング博士 宇宙を語る」って本を読んだけど、意味がさっぱり分からなかったのを覚えている。でもすごく面白かった)
まあ、相対性理論はおろか、地球が動いているという地動説すら異端だって思われていた時代があるわけで。
もっと前は地球は平べったくて端まで行ったら落ちちゃう・・っていうのが一般常識だったわけでしょ。
だったらこういう話も突拍子のない話ではないのかもしれないじゃん。

話が少し脱線したけど・・

死んだ後に、ふと目が覚めるんだ。
(死んだ後は意識が無いだろうから、感覚的には死んですぐなのかもしれない)
ふと目が覚めて、こう言うの。

「あれ?」・・って。

周りを見渡してみると、なぜか知っている人がたくさんいるわけ。
すでに死んでいるはずの家族や親戚、大切だった友達。
親や兄弟姉妹だけでなくて、おじいちゃんやおばあちゃんもいたりする。

そして、みんなが言うんだ。

「やっと来てくれたね、この世界に。何でもできる、何にでもなれる、どこにだって行ける、この喜びと希望に溢れたネットの世界に」

・・ってさ。


笑いたければ笑っても良いよ。
でも僕はそういう未来が来るって信じてる。
そういう未来を生き生きとイメージできるんだ。



Sunday, August 4, 2013

[消える小人] Vanishing leprechauns





今回はちょっと不思議な話を。

「消える小人」 という、パズルと言うかバルスと言うか、なんかそんなものがある。

僕がこの不思議に初めて出会ったのは高校生の文化祭の時だ。
男子校だった僕は女子高生がたくさん訪れる文化祭というものが待ち遠しかった。
素敵な子を見掛けるたびに、どうすれば声を掛けられるのかなって考えていた。

ひとり、彼女がいる仲の良い友達がいた。
見た目はヤンキーみたいな感じだったけど、とても心優しいやつだった。

そんな彼に、

まさか、、

まさか、

あんな事が、、、

、、、


・・いや、もう考えるのは止めようと心に決めたのではなかったか。


今でも彼は僕の心の中で生きている。

それだけで十分ではないか。



・・あ、別に不幸があったとかそういうわけではないのです。
良い思い出として彼の存在は今でも心の中に残っているよーって事なのです。

少し話が横道に逸れたので話を戻します。

文化祭。

普通に文化祭に来ている女子高生に声を掛けるなんて僕にはできなかった。
そんな勇気はなかった。

なので作戦を練った。
彼女がいる仲の良い友達はあんな事になってしまったので、

・・いや、別に何もなかったんだけど、彼女がいたので別の友達と行動を起こすことにした。

決戦の舞台は文化祭終了後に校庭で行われるフォークダンスだ。

「消える小人」 の話はしばしお待ちを。

フォークダンス。
校庭の中ほどに大きなキャンプファイアーみたいなのを作り、その周りを輪になって踊るのだ。

フォークダンス。
麗しき女子高生達と手を繋げてしまう、とても破廉恥な一大イベントなのだ。

こんな素晴らしいイベントが他にあるだろうか。

しかし、このイベントに参加するには大きな試練を乗り越えないといけなかった。
そう。フォークダンスを周りで見ている女子高生に 「一緒に踊りませんか?」 と声を掛けないといけないのだ。
もちろん断られる可能性もある。いや、その可能性の方が大きい。
なんという試練。

しかし、もしうまくいってその女子高生と仲良くなれれば、どういう事が起こるだろうか?
想像するに、フォークダンスが終わった後に一緒にファミレスに行ったりとかカラオケに行ったりとか、なんかそんな凄い事が起こる可能性もあるのではないか。
そして・・・。

やばい。

周りを見渡す。
女子高生がこんなにいる男子校を誰が想像できよう。
まさに天国だ。

だんだんと暗くなってきて、夜のとばりを下ろし始めた校庭。
キャンプファイアーに照らされてオレンジ色にゆらゆら染められている女子高生達。
全てが魅力的に見えた。

僕たちはある二人組に狙いを絞った。
魅力的な女子高生達の中でも特に魅力的だった。

僕たちは作戦を練った。
断られない誘い方を考えた。
考えに考え抜いた。

結局、「良ければ一緒に踊りませんか?」 と普通に誘った。

それはとても勇気がいる事だった。
今までこんなに勇気を出したことがあっただろうか。
死にそうなほどドキドキした。

次の瞬間、奇跡が起きた。
女子高生二人組が 「いいですよ」 と言ってくれたのだ。

僕たちは飛び跳ねそうになった。
危うくキャンプファイアーに飛び込むところだった。

勇気を持って挑戦して良かったと心から思った。

その後のことはあまり良く覚えていない。
男女ひと組づつに別れて、キャンプファイアーを眺めながら、ひとりの女子高生と色々な話をしたんだと思う。
女子高生とふたりだけで話をするなんて初めての経験だった。

その子の名前は覚えていないし、顔も覚えていない。
どんな話をしたのかさえ覚えていない。
でも、あの時の気持ちは今でも覚えている。

それは、とても素敵な気持ちだった。

とても素敵な時間だった。



青春時代。


思い返せば色々な事があったなって思う。
たくさん恋もした。
報われない恋のほうが断然多かったけど、どれも小説が書けるくらい素敵な内容だと思ってる。
いつか自分の人生を小説にしたいから、その時にでもきちんと書こうかな。
興味がある人がいらっしゃるのかどうかは分かりませんが、もしいらっしゃるのでしたら、その時にでも。


・・・って、いやーん。

これじゃ、いつまでたっても記事が書けないじゃんね。
想い出に浸っている場合ではないのだ。

ここからはスピードアップしていくよ。

「消える小人」 っだったよね。

これ。



とりあえず、小人の数を数えてみて。


きっと15人いるはず。
特に変わったところはないと思う。

で、これの上側をね、切れ目のあるところでこういう感じに入れ替えるんだ。


こんな感じ。

すると、下のようになるよね。



おお!小人達がずれることなく、またきちんと現れたよ。


・・大したことない?


そうだよね、小人達の位置をうまく調整すれば多分誰にでも作れるんだと思う。


それでは、もう一度この絵の中にいる小人達の数を数えてみて。

果たして何名いるだろうか。








どうだった?

ちなみに入れ替える前は15名いたよ。


不思議だね。








Saturday, August 3, 2013

Essay [ 随想録 ] - 0003


This time, I'm writing my essay in English.

What will I write about?

Ummm...

Okay... About Cranes.  It's not cranes as the bird but cranes as the material handling machine/equipment.

I'm not sure whether you know my ex-job or not, but I was a mechanical designer/engineer of Cranes.  I had been designing cranes such as climbing crane/tower crane for building construction, shipyard crane for shipbuilding, crane for dam construction, overhead traveling crane in works/factory, ladle crane in ironworks, container crane, unloader, shiploader, etc.  I could study lots of things in my ex-job, not only mechanical design but also structural strength calculation, frame structure, material, production process, inspection, safety, patent, R&D... yeah, so many things.  I believe my engineering skill was improved so much in my ex-company.  I really appreciate I could do it in the field of the heavy industries. 

Please let me show you some photos of cranes I like.

Climbing crane / Tower crane for building construction



Shipyard crane for Shipbuilding



Overhead traveling crane for Works/factory



Ladle crane for Ironworks



Container crane



Climbing crane for Dam construction




and....




Crane flying in the air



These machines (and bird) have functional beauties, don't they?  Good functions mostly have good designs.

I feel the power from the field of Heavy Industries such as shipbuilding, material handling equipment, power plant, bridge, aircraft production, devices for space development, etc.  It makes me get excited.  I love the Heavy Industries.

Thanks.



Wednesday, July 31, 2013

TRANCE the Worldwide (from Japan) - A Group in SoundCloud




I would like to introduce a group in SoundClould. A name of the group is..

TRANCE the Worldwide (from JAPAN)

This group was established in 2013 for the purpose to distribute the Trance music worldwide from Japan, which are produced/created, mixed and remixed by Japanese and/or foreign people who live in Japan. The number of the group member is 27 as of July 31, 2013. Of course you can join this group even though you are not Japanese nor living in Japan. But please make sure you need just one condition to join. It is...

To Love Music.

Here is the link to the TRANCE the Worldwide (from JAPAN).

https://soundcloud.com/groups/trance-the-worldwide-from-japan

Please join us. And you are welcome at anytime.

Thanks.



Tuesday, July 30, 2013

Essay [ 随想録 ] - 0002




今回も適当に書く。

ずばり。

『5 = 7』である。

わお。

もちろん、5は数字の5、7は数字の7 のことだよ。

意外と知られていない事実。

5 = 7

え?違うって?

そんなはずないって?

さあ、どうかな。


とりあえず 『5 = 7』 を証明してみようと思う。

何回か以前のブログやSNSでも紹介してるから知っている人もいるかもしれない。



まず、大前提として、


7 = 7


である。


証明問題なので数学っぽくいく。

中学生くらいで習った「証明」を思い出して。

7 = 7 を変形して


(5+2) = 7


両辺に、(7-5) を掛ける


(5+2)(7-5) = 7(7-5)


展開して、


35-25+14-10 = 49-35


ここまではよい?


左辺の14を右辺に移項する (*移項を忘れちゃった人は、両辺から14を引くと考えればよいかも)


35-25-10 = 49-35-14


で、この式は下記のようにも表せる


5(7-5-2) = 7(7-5-2)


両辺を (7-5-2) で割ると・・・


あら不思議、


5 = 7


w(゜o゜)w


特におかしなことはしていない。

不思議じゃない?


まあ、気付く人はすぐ気付く。

ちなみに僕は全く気付かなかった。
初めてこの証明を見た時に、「えええ!」ってなった記憶がある。
もう20年くらい前だ。


こういうのを面白いと思う人と、面白くないと思う人、割合的には半々くらいなのかな。

どうなんでしょ。


※注記

なぜこうなるのか分かったとしても、そのものズバリをコメント欄に書かないで頂けると嬉しいです。

種明かしをしたら面白くなくなってしまうと思うので。


どうしてもわからないけど、なぜこうなるのか知りたいという方はその旨お伝えください。

あなたの耳元で、こっそり囁きます。


ではまた。



Saturday, July 27, 2013

[短編小説] ドラえもん - もうひとつのラストストーリー - Another last story of Doraemon






「のび太君、今日は大事な話があるんだ」


「なんだい、ドラえもん。あらたまっちゃって」


「実は未来の世界に帰らないといけなくなったんだ」


「別にいいよ。何日くらい?」


「のび太君・・」


「こっちに帰って来るのはいつ?」


「のび太君、あのね・・」


「ん?」


「これはね、とても大事な話なんだ」


「ん?」


「つまり・・」


「つまり?」


「・・僕はもうこっちの世界には戻って来ない」


「え・・・・・・・・ ?」


「・・ごめん」


「あははは。またまたあ。ドラえもん、からかわないでよ。びっくりするじゃん。でも、そういう風に言うって事は少し長くなるんだね。ふーん。別にいいから、どれくらいの期間なのか正直に言ってよ」


「だから、ずっとだって。ずっと。・・もう戻って来ない」


「え・・?」


「だから、もう戻って来ない」


「あはははは。もう、ドラえもんったら、からかわないで欲しいなあ」


「・・本当なんだ」


「いやだなあ。もう。・・・・嘘でしょ?」


「嘘じゃない」


「嘘だよね?」


「嘘じゃないんだよ」


「もう、嫌だなあ。・・いい加減、嘘だって言わないと怒るよ」


「嘘じゃないんだって。本当なんだよ。のび太君」


「え・・?どうして?」


「本当なんだよ」


「どうして?どうして未来に帰らないといけないの?」


「仕方がないんだ」


「どうして?どうしてなの?」


「それは・・」


「だって、ドラえもんがいなかったら僕は生きていけないじゃん。ジャイアンやスネ夫にいじめられたらどうすれば良いの?」


「だから・・」


「なんで?突然いなくなるなんて、あまりにも無責任じゃん」


「仕方がないんだよ。未来の世界がそう決めたんだ。もう、のび太君には僕は必要ないって。未来の世界がそう決めたんだ。僕はその決定に従わないといけないんだ。これは仕方のないことなんだよ」


「そんな・・」


「君はもう僕がいなくても生きていける」


「そんなことないよ・・・」


「そうなんだよ。だから未来の世界は僕を帰すことを決めたんだよ」


「だって・・・」


「確かに君は泣き虫だし、いじめられたらすぐに僕に頼るところがある」


「・・・」


「でもね、君には誰かに負けたくないっていう気持ちがあるんだよ。逃げたくないっていう強い気持ちを持っているんだよ」


「そんなことないよ・・」


「そうなんだって」


「・・・」


「何度ジャイアン達にいじめられても、そのたびに立ち上がって立ち向っていく勇気を持っているじゃないか。決して諦めない強い心を持っているじゃないか」


「・・・」


「違う?」


「・・わからない」


「そうなんだよ」


「・・わからないよ」


「そうなんだって」


「・・そう ・・なのかな?」


「そうだよ。だから未来の世界は、もう僕は必要ないって判断したんだ」


「で、でも・・」


「もう。まったく煮え切らない性格だなあ」


「だって・・」


「とにかく僕は帰らないといけない」


「・・・」


「いいかい、のび太君」


「・・うん?」


「これから話すことをよく聞いて欲しいんだ」


「・・・」


「未来の世界から、最後に君に伝えてくれと言われている」


「・・うん」


「にわかには信じられない話かもしれない。でも、これは未来の世界ではいたって普通の話なんだ」


「・・・」


「驚かないで聞いて欲しい」


「・・・」


「この宇宙にはパラレルワールドというものが存在する」


「え・・?ちょ、ちょっと突然すぎない?それに・・なに?・・パラレル・・ワールド?」


「そう。パラレルワールド。並行世界って意味だよ。量子論の研究が進んだ未来では、その存在は当たり前のものになっている。難しい話になるけど、量子力学では・・」


「ちょ、ちょっと待ってよ、ドラえもん。りょうしなんたらなんて知らないよ。そんな話どうでもいいよ。ドラえもんが帰るのと何の関係もないじゃん」


「いや、実は関係している。それに分からなくてもいいから聞いていて欲しいんだ。なぜなら、この会話はいずれ誰かに観測されることになっているから」


「観測?ますます意味不明だよ・・」


「意味不明でも構わないんだ。これは量子力学を含めた量子論全体、そしてそこから派生したパラレルワールドに関わることなんだ」


「・・・」


「そしてそれは僕たちが存在したという証のためでもある。そのためにも話しておく必要があるんだ」


「ド・・ドラえもん?どうしたの?壊れちゃったの?」


「いや、僕はいたって普通だよ。とにかく聞いて欲しい」


「わ、わかった・・」


「僕たちがいるこの現代。量子力学の世界では、ものごとの状態を記述する波動関数は観測によって収束されると言われている」


「・・・?」


「簡単に言うと、観測しなければそのものがどういう状態にあるのか分からないってことなんだけど・・難しいかな?」


「・・・うん」


「別の言葉で言うと、誰かがあるものを見るまでは、それがいくつかの状態で同時に存在しているってことなんだ。簡単な例を挙げると・・・、シュレーディンガーの猫なんて言葉は・・・知らないよね?」


「シュレー・・ディンガーの・・ねこ?」


「うん。ある装置に猫が入っていて、その猫を観測するまでは、猫は生きた状態と死んだ状態のふたつの状態が同時にこの宇宙に存在しているってやつ。・・で、その猫を観測した時に初めて生きているのか死んでいるのかが決まるっていう・・」


「・・知らない」


「そうだよね。まあいいや。でね、シュレーディンガーの猫に限らず、量子力学における観測に関しては、ふたつの解釈があると言われているんだ。一般的な解釈と多世界解釈ってやつなんだけど・・」


「ドラえもん!ちんぷんかんぶんだよ・・。何を話しているのかさっぱりだよ・・。」


「うーん、仕方ないなあ。途中だけど話が長くなりそうだからこのあたりでやめておいたほうが良いのかな・・」


「うん、もういい」


「わかった。もしこういう話に興味があって、もっと詳しい内容を知りたいという方がいましたら、"量子力学" や "シュレーディンガーの猫"、"多世界解釈" とかで検索してみて下さいね」


「検索?何を言っているの?ドラえもん。誰に言ってるの?」


「あ、ごめん。忘れて」


「??」


「・・で、さっき出てきた量子力学の観測に関する多世界解釈によるとね、この宇宙は並行していくつもの世界が枝分かれ的に存在しているってことになるんだ。しかもそれは時間と共にどんどん増加している」


「んんん・・」


「つまり・・何が言いたいかと言うと・・・、僕たちは今こうして生きているじゃない?」


「うん」


「でも、ある宇宙では僕たちは実際には存在していないことになっているんだ」


「え?・・で、でも、僕らはこうしてちゃんと存在しているじゃん」


「だから、別の宇宙、パラレルワールドでの話だよ。そこでは僕らはアニメのキャラクターとして生きている」


「ア、アニメ?ちょっと唐突すぎない?何を言い出すかと思ったら・・」


「まあ聞いて。それは、ただ単に誰かが僕らを頭の中で創造しただけなのかもしれない。もしくは、その世界でも僕らは実際に生きていて、その実話をもとにアニメが制作されたのかもしれない」


「なんだか良くわからないよ。それになんでそんな別の世界の事がわかるわけ?」


「未来の世界ではある種のパラレルワールドを観測できるようになっているんだ」


「ふーん。そうなの。それはすごいや。うん、すごいすごい」


「なんかそっけないね」


「だって面白くないんだもん。意味不明なんだもん。さすがにもうどうでもいいんだもん」


「とにかく聞いて。・・で、そのアニメの中でも僕は未来の世界に帰ることになっているんだ」


「ふーん」


「でもね、その後みんながどうなったのかは誰もわからないんだ。その後の話は公式には制作されていないからね」


「なんか微妙・・。気になるけど・・別の世界での話でしょ?だから何なのって感じ」


「まあ確かに・・あくまでもパラレルワールドでの話だからね。ただ、面白いことに、その世界では僕たちの最終回、つまり僕たちがどうなったのかについて、いくつか別の話や解釈があるんだよ」


「ふーん、そうなんだ」


「例えば、のび太君、実は君は植物人間状態で入院しているって話がある。全ての物語が実は君の夢だったっていう話」


「こ、怖いよ・・」


「うん、怖い。それにあまり良い結末ではないよね。衝撃的ではあるけど」


「そうだね」


「それから、僕のバッテリーが切れてしまって動かなくなるという話もある。本来ならバッテリー交換するだけで良いんだけど、耳がなくなってしまっている僕は記憶のバックアップができないんだ。だから仮にバッテリー交換をして動けるようになっても、のび太君と過ごした期間の記憶が全て消えてしまう。僕の記憶がリセットされてしまうというわけ」


「そんな・・。僕と過ごした大切な時間の記憶がドラえもんから消えちゃうなんて嫌だよ」


「そう。その世界でも、のび太君は途方に暮れる。嘆き悲しむ。でも、きっと記憶を消さずに僕を復活させる方法があるはずだと信じてそこから猛勉強を始めるんだ。そして、一流大学を卒業し、優秀な科学者になる。僕の構造を分析し研究して、ついに僕を元通りの状態で、記憶を消さずに昔と同じ状態で復活させることに成功する」


「おお」


「僕を未来の世界で設計したのは他でもない、君だったんだ。大切な想い出を守りたいと願う、のび太君、君だったんだ・・という感動的な話だよ」


「ぼ・・僕がドラえもんを?うーん、それは凄いけど別の世界での話なんだよね?・・実際はどうなの?ドラえもんを設計したのは誰なの?」


「それは最高機密情報のひとつになっているんだ。だから僕も知らない」


「・・・そうかあ。でも・・もしかしたら、ドラえもんは未来ではなくて、その・・パラレルワールド?・・っていうところから来ていたりするのかもね」


「どきっ」


「え?」


「い、いや、なんでもない。何も言ってない」


「そう?・・まあいいや」


「・・ただね。ひとつ覚えておいて欲しいのは・・」


「うん」


「さっきも言ったように、僕たちの世界は無数に存在しているから、僕たちの最終回について色々な話や解釈があるのはいたって普通のことだってこと。誰かが観測している限り、すべてが正解であり、すべてが本当の話なんだってこと」


「・・うん、よくわからないけど、一応そういうことにしておく」


「ありがとう。今は理解できなくても、いずれ理解できるようになると思うよ」


「そうかな」


「うん」


「・・・」


「実際、今この瞬間も僕たちは誰かに観測されているから・・」


「・・・?」


「誰かがこの瞬間を見ているはずなんだ。いや、読んでいるのかもしれない」


「・・・え?」


「あ、もうこんな時間だ。そろそろ行かないと」


「え?もう行くの?早すぎるよ。やっぱりちょっと突然すぎるよ」


「僕だって戻りたくない。でも仕方ないんだ。どうしようもないんだよ」


「だって、だって・・。ドラえもんがいなくなったら僕は生きていけないんだもん!」


「だから、さっきも言ったじゃないか。もう一度言おうか?」


「・・・」


「確かに君は泣き虫だし、いじめられたらすぐに僕に頼る。でもね、のび太君には誰にも負けたくないっていう気持ちがある。逃げたくないっていう強い気持ちを持っている。何度何度ジャイアン達にいじめられても、そのたびに立ち向かっていける。のび太君は前に進める勇気を持っているんだよ。諦めない強い心を持っているんだよ」


「で、でも、それは・・、そのためにはドラえもんの道具がいるんだよ。僕にはどうしても道具が必要なんだよ。それが僕の心の支えなんだよ。道具があるから僕は勇気を持てたんだよ!立ち向かって行けたんだよ!」


「だったら、これからは道具以外の何かを心の支えとすればいいじゃないか。道具以外で勇気を持てるものを持てばいいじゃないか」


「そんなの絶対にないよ!」


「何を言っているんだ、のび太君。絶対なんてものはないさ。それに大切なものを忘れていないかい?」


「え?」


「君はなぜかジャイアンやスネ夫、他の人たちからいじめられる。それは彼らが君のことを認めていないからだ。ナメなれているんだ。君をダメなやつだと思っているからだよ」


「・・・」


「でも、いつでも君のことを認めてくれる、そして優しくしてくれる友達がいるじゃないか」


「え?」


「わからないのかい?」


「・・・」


「目をつぶって思い浮かぶ人はいない?」


「・・・」


「よく考えて」


「・・・」


「ほら」


「・・・」


「・・・」


「・・・し、しずかちゃん?」


「そうだよ。まったくもう。君はしずかちゃんが好きなんだろう?いつかは一緒になりたいと思っているんだろう?」


「そ、そうだけど・・」


「だったら、しずかちゃんをがっかりさせないようにしなきゃ。好きな女の子と一緒になりたいのなら、その子を守れる強さを持たないといけないんだよ。大人になったら色々な責任もかかってくる。逃げ出したくなる時もある。でもそのたびに逃げてばっかりだったり、誰かに頼ってばっかりしているようだったら女の子はついてこないよ。ましてや、一緒になりたいなんて思わないよ」


「・・・」


「いいかい。負けそうになったら、好きな人、愛する人のことを考えるんだ。しずかちゃんの優しさ、しずかちゃんの笑顔を思い出すんだ。彼女は君のことを認めてくれている。それはどういうことかを考えるんだ。いいかい。しずかちゃんの気持ちに応えるんだ」


「・・・」


「しずかちゃんを想う気持ち。それはきっと僕の道具よりも大きなパワーを持つはずだよ」


「・・・」


「どうか勇気を持って。くじけそうになったら、僕ではなく、しずかちゃんのことを考えるんだ」


「・・・」


「彼女の笑顔を思い出すんだ」


「・・・」


「・・もう、のび太君!!!」


「・・・」


「・・しずかちゃんの笑顔を見たくはないの?」


「・・それは・・見たいけど・・」


「だったら!」


「・・わ、わかった」


「そう」


「うん・・わかった。わかったよ、ドラえもん」


「そう。君ならやれる。大丈夫だよ」


「ありがとう、ドラえもん。なんだか少し勇気が湧いてきたよ」


「良かった」


「・・ありがとう、ドラえもん」


「うん。・・じゃあ、僕は行くよ。またどこかで会えるといいけど・・、きっとこれが最後だと思う」


「大丈夫だよ。ドラえもん。僕はドラえもんがいなくても頑張れる。困難に立ち向かっていける。約束する。僕は強くなる。男になる。だから安心して欲しい」


「最後にその言葉を聞けて嬉しいよ、のび太君。今までありがとう。この世界に来て本当に良かった。のび太君に会えて本当に良かった」


「僕もだよ。僕もドラえもんに会えて本当に良かった。・・ドラえもんが来てからの日々は本当に・・本当に楽しかった・・」


「うん」


「色々な出来事が・・あったよね。映画のような冒険に出たことも・・あったよね」


「うん」


「うっ・・」


「のび太君・・」


「ドラえもんと過ごした・・その全てが良い想い出だよ。ドラえもんとの想い出は絶対に忘れない・・。絶対に。だから・・、だから・・ドラえもんも・・、うっ」


「な、泣くなよ、のび太君。僕まで涙が出てくるじゃないか・・」


「また・・、また会えるよね?どこかで・・きっとまた・・会えるよね?」


「・・・」


「また一緒に楽しい時間を・・・、また一緒に・・楽しい時間を過ごせるよね?」


「・・・」


「必ずまた・・会えるよね?」


「・・・」


「ドラえもんと・・過ごした時間は・・まるで、夢のようだったから・・」


「・・・」


「いやだよ。本当は・・ドラえもんと別れるなんて・・いやなんだよ」


「・・・」


「いやだよ!」


「ごめん、のび太君・・」


「いやなんだよ!!!」


「ごめん、のび太君。・・でも、もう行かなきゃいけない」


「ドラえもん・・、どうして・・」


「仕方がないんだ。それにもう迎えが来ているみたいだから」


「・・・ドラえもん」


「さようなら。のび太君。そして今までありがとう」


「・・・ドラえもん」


「これで・・本当に最後だ」


「・・・」


「のび太君・・、大丈夫だよ。君の人生は必ずや素晴らしいものになる」


「・・・」


「大丈夫だから」


「・・うん」


「ありがとう、のび太君」


「わかった。・・ドラえもんも、ずっと元気でいてね」


「うん」


「さようなら・・、ドラえもん。そして・・本当に・・本当にありがとう」






・・・・










あれから何年が過ぎたのだろうか。


その後ドラえもんが僕の前に現れることはなかった。






今、僕はとある結婚式場のチャペルの前に立っている。


隣には今日一緒に結婚式を挙げる最愛の彼女がいる。






あれから色々なドラマがあった。


辛い事もたくさんあった。


悲しい事もたくさんあった。


でも今、僕は最高に幸せを感じている。


言葉にはできないくらい大きな幸せ。


広くて包みこまれるような幸せ。






今でも時々思う。


ドラえもんは元気にしているのだろうか・・と。


そんなことを考えても仕方がないのだろうな・・とは思うけど。










ふと、チャペルの裏側にある大きな植木に目が留まった。






今、そこで何かが動いたような気がした。






・・驚いた。






なぜなら、それは、青くて、どことなく丸みを帯びた形をしていたからだ。










まるで・・










困惑する。










でも・・・










・・まさかね。










疲れているのかもしれない。










・・多分そうだ。










疲れているんだ。










彼女の顔を見たくなって顔を横に向ける。










同時に彼女も僕の方に顔を向けたようだった。










目と目が合う。










彼女のその目の中にも、


















僕と同じように驚きと困惑の色が浮かんでいた・・























(了)





Thursday, July 25, 2013

Essay [随想録] - 0001




適当に書こうと思う。

どんな内容になるのか。
自分でも楽しみだ。


パラドックス。

面白いなって思ったやつの中に、「囚人のジレンマ」なんてのがある。
囚人が死刑になってしまう話なので、ちょっぴり不謹慎。
なので戦時中の訓練に話を置き換えたバージョンもある。
他にもバージョンがあるのかもしれない。

内容はこんな感じ。
うる覚えなので間違っていたらご勘弁だお。

「~だお」って何語だったっけ。
かわいい言葉だなって思う。
しょこたん語か。

最近よく見かける「~たん」もかわいいね。
つらたん。おこたん。うれたん。しょこたん。

さて。
話を戻す。

囚人のジレンマ。
こんな話だ。
うる覚えなので間違ってたらご勘弁だお。

デジャブった。
いや・・、こういうのを思考のループって言うのかも?

思考がループして先に進めなくなったら怖いね。
別の事を考えようとしているのに、気付いたらさっきと同じことを考えてる。
うん、怖い。

逆に、ある事を考えようとしているのに、気付いたら全く別のことを考えてる・・ってのも怖いよね。
ふと気付くと、さっきまで考えていたはずの事柄とは脈略の無い全く別の事を考えてる。
思考は途切れてない・・はず。でもどこかで内容が入れ換わった。
それがどこなのか全然分からない。
「あれ?」って思う。

そういうのが何度もあったらさすがに、いずれは自分を見失うんじゃないかって思っちゃうよね。
まともな思考ができなくなって、待っているのは混沌とした思考の世界。
それって多分、精神的な問題で、身体は健康だから死ぬまでずーっとその混沌とした思考の闇の中で生きていくことになる。

そこに自我は存在するのか。
自分はどうなってしまうのか。

生きている状態での自我の消失。
それは想像を絶する恐怖。

・・また話が横道に逸れたね。

で、囚人のジレンマ。

ある刑務所に死刑判決が出た一人の囚人がいたんだって。
その囚人に刑務官が言ったんだ。
「来週、月曜日から金曜日の間のいづれかの日にお前の死刑を執行する。それがいつなのかはお前には分からない。」
それを聞いて囚人は怖くなった。とうとう俺は死ぬのかって。怖くて怖くてしょうがなかった。
色々な事を考えた。

で、ふと思った。
待てよ・・。

まず、死刑は月曜日から金曜日の間のいずれかの日に施行されると言っていた。
でも施行される日は予測できないという。
って事は、金曜日はあり得ないのではないか。
なぜなら、木曜日までに死刑が執行されなければ、金曜日に執行されると分かってしまうからだ。

そうか、って事は俺は長くても木曜日までに死んでしまうわけだ。
生きていられる可能性のある日が1日減ってしまったな。

待てよ・・。
木曜日に死刑が執行されることもあり得ないのではないか?
なぜなら、もし水曜日までに執行されなかったら、金曜日はあり得ないのだから、木曜日に執行されるってことが予測できてしまうからだ。

ああ、また1日減ってしまった。
待て!
ってことは、同じように水曜日に執行されることもあり得ないではないか。
もし火曜日までに施行されなかったら、金曜日と木曜日はあり得ないのだから、残された水曜日に執行されるってことが分かってしまうのだから。

同じように火曜日に執行されることもない。
月曜日に執行されなかったら、金曜日、木曜日、水曜日のいずれもあり得ない以上、火曜日に執行せざるを得ないことが予測できてしまうから。

ってことは月曜日に執行するしかない。
でも、月曜日に執行するしかないってことが分かっているのだから、この日に執行されることもないわけだ!

やったぞ!!結局は俺の死刑は執行できないんだ!!!

囚人は歓喜した。

(o^-')b  いぇーい!

でも結局、死刑は水曜日だか木曜日だか、、忘れちゃったけど、とにかく執行された。
その日の朝に、突然「今日、死刑を執行する」って言われたらしい。
もちろん死刑執行がその日に行われることを囚人が予測することはできなかった。

・・みたいな、話。

興味深いパラドックスだと思う。

なぜこういうことが起きたのか。不思議だね。
考えてみると面白いかもね。

多分、思考がループする。

ではまた。