あの時、こういう時が来ると想像できただろうか。
生きるのは難しい。
でも、死ぬのはもっと難しい。
僕が今ここにいるのは、きっと、あの時、あの広大な心の闇の中に、1ミクロンの希望の光が灯っていたからだ。
あまりに小さすぎて、あの時は気付かなかったけど。
いや、気付いていたのかもしれない。
よく分からないけど、今考えれば、きっとそうだ。
あのほとんど見えなかった光が、今は目の前いっぱいに広がっているんだね。
生きるのは難しい。
でも、死ぬのはもっと難しい。
だったら生きるしかないじゃん。
1ミクロンの希望を持って。