スキー場には、少なからず出会いがある。
気になる人とたまたまリフトで相席になったり、ゴンドラで一緒になったりしたら、勇気を持って声を掛けてみよう。
もしかしたら相手も、良い出会いがあったらいいなって思っているかもしれない。
声を掛けないで別れたら、その人とはもう一生再会できないだろう。
声を掛けて失敗しても、その人とはもう二度と会う事はないだろう。
どちらにしても一期一会だ。
ならば・・・
・・って、書くのは簡単なんだよね。
でもそれって、難しい。
リフトの上とかゴンドラの中とかで話しかけるのって難しい。
とても勇気がいる。
頭では分かっていても、やっぱり声を掛けられずに終わってしまう。
口で言ったり、文章で書くのは簡単だけど、、
実際に行うのは難しい。
素敵な(素敵に見える)人と、たまたまリフトで相席になる。
超タイプだったりする。
知り合いたい。
気になる。
どこから来ているのだろうか。
誰と来ているのだろうか。
日帰りなのかな。
泊まりで来ているのかな。
気になる。
話しかけたい。
・・・。
リフトを降りるまであと4、5分はある。
大丈夫。
何て話し掛ける?
(寒いですね?)?
ここはスキー場だぜ。
当たり前だ。
(おひとりですか?)?
ストレート過ぎるよね。
それに、ひとりって事はないかな。
なんとなく。
(どこから来ているんですか?)?
個人情報じゃん。
・・・。
半分過ぎた。
あと2分くらい?
話しかけたい。
落ち着け。
気になる。
気になるけど周りの景色を見たりして、全く気になってないフリ。
さり気なくが良いよね。
リフトの上でさり気なく。
・・・。
どんな感じ?
・・・。
・・・。
降り場までもう少し。
どうすればいい。
考えろ。
考えなくては。
・・・。
例えば、、
・・・。
・・・は!!
ここでいきなりリフトが止まって、、、
理由は分からないけど、、
なぜか、
救助が来るまで、、
この危機的状況の中で、、
ふたりっきり、、
・・・。
おいおいおい、
これって、まさか・・、
あのパターンのやつか?
・・・。
やばい。
・・・。
・・・。
あ、
到着。
ってな感じで、結局声を掛けるができずに名残惜しくもそこでお別れ、という事はよくある。
まあ、きっと、そんなもん。
でもさ、こういう開放的なリゾート地での出会いって良いじゃん。
たとえ滞在期間が数日であったとしても、偶然出会った人と仲良くなって、少しでも心を通わせ合う事ができたのなら、それはとてもとても素敵な事だと思うんだ。
で、なんでこんな事を書いたかと言えば、あまりに暑いから頭を冷やしたくなって、スキー関係の動画でも観ようと思って色々観ていたら、あーいいなー、スキーが上手くなりたいなーって思えてきて、きっと上手になったら滑ることが楽しくて楽しくてしょうがないんだろうなーって考えたりして、でもよくよく考えたら、昔は純粋に滑ることが楽しくて、ただそれだけを目的に黙々とスキー場に通ってたなーってことを思い出して、あの頃のスキー仲間たちはどうしてるのかなーって考えたら、なんだか懐かしくてノスタルジックな気持ちが込み上げてきて、でもやっぱり男女3人3人くらいで滑りに行くのが一番楽しかったなーってことを思い出して、でもそれよりも、好きな子とふたりっきりで滑りに行くのが最高にロマンチックなんだろうなって思っていたし、好きな子と一緒にペンションとかコテージとかリゾートホテルとか温泉旅館とかに泊まれたら素敵だろうなって思っていたし、いつかそれを実現するんだって心に思い描いていたわけで、まあ、そんなこんなで、付き合う前だったけど、とある人と何故かふたりっきりでスキーをしに行くことになって、その時はスキーではなくてスノーボードの方をやっていたような気もするけど、いや、スキーだった、深い霧が立ちこめるスロープの上を走るゴンドラの中にいるのは君と僕の二人きりなわけで、外は真っ白で何も見えなかったけど、ゴンドラの中は温かくて、肌を寄せ合うくらい狭いゴンドラの中でふたりして笑いあって、ふと沈黙が降りてきた時に、そう、、、、そう、、そうなんだ、、そう、、何と言うか、、あの頃の青くて儚くて切ない気持ちってとても素敵だなって、、まあ、とにかく文章が支離滅裂なので、やっぱりスキー動画を観て頭を冷やす必要があるなって思ったわけ。
ということで、今シーズンはたくさんスキーをしに行こうっと。
上手く滑れるようになるかな。
やっぱりスキー、スノーボードは友達数名で一緒にワイワイ行くのが楽しい。