Thursday, November 19, 2015

電車の中でラブホの匂い。




電車に乗っていて、ふと、ラブホテルのイメージが湧いてくることがある。
なぜそういうことが起こるのか。
自分はそういう場所を欲しているのだろうか?
麗しき女性を見て無意識に興奮してしまっているのだろうか?

何度か繰り返すうちに(と言っても何回もあるわけではないけど)原因が分かってきたように思う。
何かの匂いを嗅いだ時にそういうことが起こるのだ。

その匂いが何なのかは分からない。
誰かの香水の匂いかもしれない。
誰かのシャンプーの匂いかもしれない。
もしくは別の匂いかもしれない。
具体的に挙げることができないので、匂いはその都度違っているのだと思う。

もし一緒にホテルに入った相手と同じ匂いだったら、その人のことを思い出すだろう。
しかし、イメージされるのはラブホテルなのだ。
恐らくそこで嗅いだ何か別の匂いが起因しているのだ。
シャンプーやコンディショナーの匂いだろうか。
ボディーソープの匂いだろうか。
入浴剤の匂いだろうか。

ラブホテルが思い浮かぶのは、えてして良い匂いを嗅いだ時だ。

人間が一番記憶に残るのは匂いなのだという。
そしてまた、人間は1兆種類の匂いを嗅ぎ分けられるという。

それって凄いことだ。

どこかで入ったラブホテル。どこかで嗅いだ何かの匂い。
自分では思い出せなくても、脳はしっかりと記憶しているのだ。

電車の中は他人との距離が近い。
だから色々な匂いが漂っている。
その中に、いつか嗅いだ匂いと同じ匂いを見つけた時、ラブホテルのイメージがフラッシュバックされるのだろう。

ラブホテルに限らず。
どこかで嗅いだ匂い、何かの匂い。
誰かと嗅いだ匂い、誰かの匂い。
何十年経っても忘れない匂いだってある。

さて、何が書きたかったんだっけ。

そう、恋人と過ごす夜はとても素敵なのだ。

クリスマスのイルミネーションやクリスマスソングが街の中に現れ始めたね。

今夜は良い匂いに包まれて眠りたい。




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