カーテンを開ける。
白い光が差し込む。
雨は夜明け前に上がったのだろうか。
曇ってはいるが美しい朝だ。
まてよ・・。
ふとした考えが浮かぶ。
玄米茶を・・
エスプレッソメーカで煎れたらどうなる?
ふ・・
まったく・・
なにをどう考えたら・・
やってみよう。
・・そう、
あの日の朝はこうして始まったんだ。
まずは、試験サンプルとなる玄米茶を探す必要がある。
適切な実験材料が簡単に見つかるのだろうか。
一抹の不安が頭をよぎる。
しかし、それはすぐに見つかった。
てか、毎日目にしてるし。
これだ。
京都宇治抹茶入り玄米茶。
近所のスーパーで買ってきた代物だ。
抹茶のコクと玄米の香ばしさがエスプレッソメーカの圧力によって更なる高みへと導かれるのかもしれない。
楽しみである。
まずは玄米茶をセッティング。
たっぷり飲みたいので最大限まで入れてみよう。
よーく、押し固める。
そう言えば、スターバックスに抹茶フラペチーノというメニューがあったっけ。
あれにエスプレッソをワンショット追加(+50円)すると更に美味しくなるのだ。
ということは、今回のこれにも同じ事が言えるのではないか。
やってみよう。
エスプレッソ用に挽いたコーヒー豆を加える。
よーく、押し固める。
良い感じだ。
これをエスプレッソメーカにセット。
水を入れてっと。
全ての準備は整った。
この、エスプレッソメーカの逞しい姿を見よ。
スイッチを入れる。
ワクワクする瞬間。
圧力が高まっていく。
エスプレッソメーカの興奮がわかる。
どこまでも昂ぶっていく彼。
彼の下で待ち受ける彼女。
そう、それはまるで・・、
あ、
出ちゃった。
ん。
茶色い。
濃い緑になるのかなって思っていたけど、予想外の色。
コーヒー豆が効き過ぎたかな。
茶色というか、緑がった薄茶色って感じ。
紅茶みたいな色だ。
エスプレッソ玄米茶カップに注ぐ。
完成図。
別角度から。
カップとソーサー(受け皿・・いや、醤油皿)のデザインがマッチしていないのは気にしないことにした。
意外と美味しそうでないでないか。
では、いただきます。
うん。
なるほど。
そうきましたか。
ほう。
はい。
結構なお手前で。
飲み干した。
あ、
味は一言で言うならば
「しぶい」
だ。
しぶいというか、超しぶい。
ティーバッグをつけすぎた紅茶みたいな味。
飲めないことなないけど、美味しくない。
砂糖を入れれば多少はましになるのかもしれない?
ならば、やってみる。
結果は、
この世のものとは思えない味になりました。
\(^o^)/ まずい!
お試しあれ。
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